昨年、落選中でも暖かく迎えてくださった、夫の母校ハーバードビジネススクールの、『今年活躍した経営者』賞表彰式!
 今年の受賞者は、コマツの坂根会長と、ドクターcラボの石原社長(女性)

コマツの坂根会長のお話、大変明快で、本質的でした。
あらためて、そうか、と実感したのが、前のブログにのせたグラフにあるのですが、建設・鉱山機械の地域別需要の構造変化。
 90年代までは日米欧が7割だったのが、2010年は、「その他世界」が7割!そのうち中国が4割弱!圧倒的!
 人口増と、都市化は世界的にインフラ整備を増加させ、エネルギー消費量を拡大させる、、。米中が食料と、化石燃料の確保戦略をとっているのに、日本は、、。建前だおれなのか、行動しない、、。

2001年度に赤字に陥ったときに社長に就任したという坂根氏のキーワードは、マザー工場の強さ、ダントツ商品の導入。

つまり、有名になった「ハイブリッド油圧シャベル」「バッテリーハイブリッド車のフォークリフト等」

すごいのは、製品部品の管理の徹底的なICT化!中国のどこで、シャベルがどの位動いているか、稼動データを完璧に、GPSで把握しているって、すごい!
 これは日本の外務省が逆立ちしても、持ってない情報ですよ、、!!
つまり、中国のバブルが崩壊したのか、どうか、中国のどの地域で仕事が止まっているのかいないのか、すべてわかっているということ。

 そんな坂根会長、民主党の事業仕分けを評して「こんな大変なときに、抜本的な建て直しが必要なときに、現場のフローの経費をちょこちょこ削ってる暇ないでしょう!固定費も人件費もそのままではたいしたリストラにはならない。」

 先週私が、総務委員会で片山総務大臣とれんほう行政刷新担当大臣に追及した点です。
 廃止、見直しにした仕事にかかる人件費は全くノータッチだし、その人たちがはいっている箱物にも手をつけていない、後者は役所の場合、かならずしも経費削減に直にはつながらないものもありますが、それにしても固定費削減の発想は、全くないでしょう。

明日から、経済産業部会で税制の議論を再開しますので、私は法人税減税や今の世間のアンチビジネス傾向について質問!
 経団連では、『鳩山co2削減思いつき25%カット」に反対し、『日本は今でも世界に誇れる省エネ実績があるのであり、これ以上のムリをおしつけられるいわれはない!こんなことを強制されては、国内企業立地はできない」と意気軒昂!今週メキシコの環境会合にいらっしゃるそう!

 いまや、コマツも含めて優良企業の営業利益は、ほとんと海外で出ており、それを連結納税しているだけ、国内単体では赤字であることを、わかってない!と憤っておられました。

内部留保といってもそれも海外で稼いだもの、そのうらには借金もある、それをとりくずせ、とか内部留保があるから法人減税はいらない、とは、共産党的な議論(まさし鳩山元総理は、共産党に言われてうなずいてましたっけ)

『今の政府が、朝三暮四的ちょこちょこ減税で、企業負担がへらないようなことをやるなら、いっそ何もしない方がまし。いま必要なのは、成長させること」

 経済の議論って、不思議なことに、空気の流れでちがってくるんです!こういう歯切れの言い方の発言が前面に出てくれば、そろそろ保守自由主義の出番ですね!

 ほんとに近いお考えの方のお話、勇気付けられました!明日からがんばります!