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10時の開始前に、名刺交換して、しばし雑談した渦中のウッドフォード氏、とても明るい人でした。
彼のプレゼンで、先週甲斐中元検事が委員長となったオリンパスの第三者委員会の報告や、甲斐中氏ご自身からの説明でも、わからなかった点、質問しました。

私「オリンパスでは、80年代から社内の中枢に、本業を補うべく、財テクを行う特命チームが設けられ、極秘で資金運用をやってきた。菊川氏他はその中心だった。バブル崩壊で大損しても、その同じチームが極秘裏に損失処理を長年引っ張ってきた。つまり、菊川前会長他、ごく一部の人々が、20数年、事実上会社を牛耳っており、社長もその系譜からしか選ばれてこなかった。
 ウッドフォード氏が、イギリス人ながら、オリンパスの生え抜きであり、奥さんも社内結婚であるということはあるにせよ、無理な買収を行って損失を処理してまもなく、初めて、極秘チームの一員でないあなたを、菊川氏他が社長にした理由は、何だと思いますか?」

ウッドフォード氏「オリンパスは、表に出ているだけでも、有利子負債が非常に重い会社で、私がオリンパスの海外子会社を再建した実績を買ったのでしょう。また、外人を登用する姿勢で、いかにオープンな経営をしようとしているかアピールできるという狙いもあったのでは。仮に、損失隠しがばれずに経営が改善すれば、菊川氏は英雄になったでしょうから。まさか、内部告発で菊川氏などの長年の損失隠しがばれるとは、夢にも思ってなかったのでは。」

私「現社長と、ゆっくり話しあうとおっしゃるが、あなたに協力的な内部の幹部や株主もいるだろうから、一緒にマネージメント・バイ・アウトなどはかんがえていないのですか?」

ウッドフォード氏「オリンパスは本業は非常にいい会社であり、敵対的買収や分割は必要ないと思っています。」


この他の議員たちの質問に対しても、同氏は、オリンパスに対して非常に寛容なコメントをしたので、このニュースが流れた後の午後の東証では、オリンパスの株価がかなり戻ったそうです。後で知りました!