本日20日(金)発売
夕刊フジ 2012年1月21日号

2012012017360001

片山氏は、民主党政権の隠蔽・詐欺的体質の怒りしんとうだ

2012012017360000


隠蔽・詐欺的体質「民主もう限界」

 民主党政権の隠蔽・詐欺的体質が続々と発覚している。昨年の東京電力福島第1原発事故直後、SPEEDI(緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム)による拡散情報を日本国民より先に、米軍や米政府に提供していたうえ、野田佳彦首相の「二枚舌演説」の証拠動画がインターネット上で広まっているのだ。野党各党は24日招集の通常国会で徹夜追及する方針。自民党の片山さつき参議院が問題点に迫った。

怒り心頭の片山さつき参議院議員

「非常識極まりない。日本人の命や健康を何と考えているのか」片山氏はこう憤慨する。福島第1原発事故を究明する国会の「事故調査委員会」が16日に開かれ、文科省はSPEEDIデータを事故直後の昨年3月14日、外務省を通じて米軍に提供したことを明らかにした。
 米国大使館はこのデータをもとに、同16日付で在留米国人に「原発から半径約80㌔圏からの退避」を勧告したが、原子力委員会が日本国民にデータを公表したのは同23日のことだった。国民の生命や安全よりも、外交関係を優先したのか。
 隠蔽体質は、震災発生時の菅直人内閣から野田佳彦内閣に代わってからも続いているようだ。
1月初旬、福島県原子力センター福島支所で測定したセシウム134とセシウム137の数値が異常に上昇した=別表参照。片山氏は文科省に説明を求めたが、納得できる答えは返ってこなかったという。
 「爆発が起こったわけではないようですが、あのような高い数値が出たわけですから、何らかの異常事態があったはずです。早急に原因を確かめて、適切な措置をとらなければいけません。本来、その責任を担うのは文科相ですが、中川正春前文科相は問責決議にかけられてもいないのに、内閣改造ですげ替えられてしまった」(片山氏)
 野田首相の「二枚舌演説」も重大だ。2009年の前回衆院選、野田首相は大阪府での街頭演説で、消費税増税を断固否定したうえで、「マニフェストに書いてあることはやる。かいていないことはしない」などと公言していたのである。
 片山氏は「ウヤムヤにはさせない」といい、こう続ける。
 「民主党政権が限界に来ているのは事実。野田首相は国民の真意を問うために、早急に解散する方がいい。小手先で内閣を改造してもダメ。2匹のドジョウなんていませんから!」
(ジャーナリスト・安積明子)

※別表はこちらです
2012012018290000

※文部科学省発表のデータをもとに作成。単位は1平方㌔㍍あたりのメガベクレル。「―」は検出限界未満。採取時間は午前9時から翌日の午前9時まで、福島原子力センター福島支所(福島市)で採取