本日、ドイツの「工学博士であり、実業家」の方と、東電、保安院との間で話したことは、特段秘密にするようなことではなく、度重なる報道や、会見、一部は国会質疑でも取り上げられたことです。
マイケル・サンデル博士的にいう、「日本型組織特有のリスク論」に従えばと、現状の処理方法が結論となりますが、みなさんはそれをどう思われるか、ご意見を伺いたいと思います。
論点をしぼりたいと思いますので、原発処理にかかる山のようにあるこれ以外の問題には、一切触れません。
原子炉の冷却が必要なことは、所与の前提として、今第一号機空行われている、容器あるを水で埋めて『水棺」にする方式、いずれにしても冷却に水を使用する今のやり方を採用している理由は何か。
これについては、政府・東電は、この福島第一が、GEの設計によるもので、「一番仕組みがわかっている」はずのGE,および、東京に常駐しているアメリカのNRC,他関連団体との議論の結果、彼らに従おうということで、そのようになっている、と説明しています。
これに対して、もっと即効的なやり方が少なくともひとつはあります。
ウクライナ政府の危機管理省が、在キエフの日本大使館地に、3月17日に資料を持ち込みました。その後日本からは特に返答していないようです。
この件は、キエフポストを出展に、欧州では「日本政府に提案したが断られた」と、報道されているそうです。
ざっくりいうと、「チェルノブイリを参考に、放射能の拡散を止めるために、鉛や錫のような金属を上からかぶせて冷却してはどうか」ということです。
具体的には、圧力容器の中に、鉛または錫を液体の状態で、圧力容器の中のかなり上まで埋まるように注入する。
メリットとしては、これらの金属は放射能を通さないので、拡散を止められる、また、解けていたり、容器の下に落ちたりしているであろう燃料棒や燃料も、金属で固めてしまえば、そのまま取り出して移動できるということです。
これを実現する場合の障害として、東電・保安院は、以下の点を上げていました。
・いずれにしても、一号機の圧力容器も格納容器も損傷している可能性があるなかで、初めて鉛や錫を入れる どのような反応がおこるか、予想がつかない。
・格納容器などの中に、物質注入するパイプなどが、水くらいしか通すことを想定していないので、鉛を通した場合何がおきるか、予測できずリスクが大きすぎる。
・鉛などはかなり重いので、それだけの量を入れて、容器や建屋の耐震性などが、大丈夫かどうか、疑問。
・そもそも現場の放射能がまだ高すぎて、作業が難航しており、どこまでのことができるのかの見極めができない。
これらが、できない理由として挙げられています。
ただし、今後容器内の状況があきらかになり、液体金属等も対応できるような状況であるならば、そういう方法も検討することはありうる、とのこと。
汚染水を分離分解して、浄水にして、再度冷却水にするプロジェクトは、6月稼動予定。フランス、アレバ社の技術。
おおむね、こういうことです。
政府・東電の認識では、新たな放射能物質の、福島第一から周囲への飛散は、それほどないということで、今検出されている放射能は、2度の爆発と、その当時の風向きと、雨などによるもの。
半減期にそってその量は減っているということですが、たしかに東京の空気中では、ほとんど事故前の値以下になりましたが、福島では、チリにはじまり、先日発見された900ミリシーベルトのがれきのような大型物体まで、放射能源からの拡散がまだあるでしょう。
それを抑えるために、建屋をテントか何かの物体で覆うことも検討しているようです。これはチリがまうのと、水蒸気については、結露して内側で止まってくれる可能性があることの二つの効果をねらっています。
コンクリートの、放射線を遮断するお釜のようなものを被せて覆う、という案もあるとのこと。
まず、源からの漏出が少ないというなら、計測地点の地上1,5から2メートルでの値を、その下の地上や地中の値の比較がなければなりませんが、それは図ってない!?。気象庁はほんとに融通がきかないわ!
どこか、研究機関がやってくれていないでしょうか?
大気中は減っていて、検出されているのは、地上にある放射物質から出ている放射線である、といえるデータがあるなら、だいぶ認識が変わってくるでしょう。
また、最近一時間あたり、6トン水を注入していたのを10トンにしたら、温度が下がり効果があった。。・
ところが、この話をしていた時間に、現場では、「10トン入れたら気圧が下がり過ぎて、空気が入って水素爆発のリスクが高まる、と6トンに戻し、窒素注入を続けている」との発表がありました???
大丈夫かな?
水を使った大きな冷却処理プラントを作って、まわし続けている間に、余震があったり、なんらかの不具合がおきたり、人為的な攻撃をうければ、大量の放射性物質を含んだ水が水蒸気がまた漏れるのではないか?
今も、汚染水との戦いですが、それが中期的に続くことになる。
液体金属で、一度固めてしまえば、熱をとる機能は水よりずっと強いし、その後の処理も簡単。通常の処理済燃料をいれた分厚い容器と同じ。
私は現時点では、政府東電の水方式を覆すほどの、リスクの定量化のデータを保有していません。
しかし、研究者や業界の方なら、いろいろな視点をお持ちではないでしょうか。
コメントお待ちしてます。
マイケル・サンデル博士的にいう、「日本型組織特有のリスク論」に従えばと、現状の処理方法が結論となりますが、みなさんはそれをどう思われるか、ご意見を伺いたいと思います。
論点をしぼりたいと思いますので、原発処理にかかる山のようにあるこれ以外の問題には、一切触れません。
原子炉の冷却が必要なことは、所与の前提として、今第一号機空行われている、容器あるを水で埋めて『水棺」にする方式、いずれにしても冷却に水を使用する今のやり方を採用している理由は何か。
これについては、政府・東電は、この福島第一が、GEの設計によるもので、「一番仕組みがわかっている」はずのGE,および、東京に常駐しているアメリカのNRC,他関連団体との議論の結果、彼らに従おうということで、そのようになっている、と説明しています。
これに対して、もっと即効的なやり方が少なくともひとつはあります。
ウクライナ政府の危機管理省が、在キエフの日本大使館地に、3月17日に資料を持ち込みました。その後日本からは特に返答していないようです。
この件は、キエフポストを出展に、欧州では「日本政府に提案したが断られた」と、報道されているそうです。
ざっくりいうと、「チェルノブイリを参考に、放射能の拡散を止めるために、鉛や錫のような金属を上からかぶせて冷却してはどうか」ということです。
具体的には、圧力容器の中に、鉛または錫を液体の状態で、圧力容器の中のかなり上まで埋まるように注入する。
メリットとしては、これらの金属は放射能を通さないので、拡散を止められる、また、解けていたり、容器の下に落ちたりしているであろう燃料棒や燃料も、金属で固めてしまえば、そのまま取り出して移動できるということです。
これを実現する場合の障害として、東電・保安院は、以下の点を上げていました。
・いずれにしても、一号機の圧力容器も格納容器も損傷している可能性があるなかで、初めて鉛や錫を入れる どのような反応がおこるか、予想がつかない。
・格納容器などの中に、物質注入するパイプなどが、水くらいしか通すことを想定していないので、鉛を通した場合何がおきるか、予測できずリスクが大きすぎる。
・鉛などはかなり重いので、それだけの量を入れて、容器や建屋の耐震性などが、大丈夫かどうか、疑問。
・そもそも現場の放射能がまだ高すぎて、作業が難航しており、どこまでのことができるのかの見極めができない。
これらが、できない理由として挙げられています。
ただし、今後容器内の状況があきらかになり、液体金属等も対応できるような状況であるならば、そういう方法も検討することはありうる、とのこと。
汚染水を分離分解して、浄水にして、再度冷却水にするプロジェクトは、6月稼動予定。フランス、アレバ社の技術。
おおむね、こういうことです。
政府・東電の認識では、新たな放射能物質の、福島第一から周囲への飛散は、それほどないということで、今検出されている放射能は、2度の爆発と、その当時の風向きと、雨などによるもの。
半減期にそってその量は減っているということですが、たしかに東京の空気中では、ほとんど事故前の値以下になりましたが、福島では、チリにはじまり、先日発見された900ミリシーベルトのがれきのような大型物体まで、放射能源からの拡散がまだあるでしょう。
それを抑えるために、建屋をテントか何かの物体で覆うことも検討しているようです。これはチリがまうのと、水蒸気については、結露して内側で止まってくれる可能性があることの二つの効果をねらっています。
コンクリートの、放射線を遮断するお釜のようなものを被せて覆う、という案もあるとのこと。
まず、源からの漏出が少ないというなら、計測地点の地上1,5から2メートルでの値を、その下の地上や地中の値の比較がなければなりませんが、それは図ってない!?。気象庁はほんとに融通がきかないわ!
どこか、研究機関がやってくれていないでしょうか?
大気中は減っていて、検出されているのは、地上にある放射物質から出ている放射線である、といえるデータがあるなら、だいぶ認識が変わってくるでしょう。
また、最近一時間あたり、6トン水を注入していたのを10トンにしたら、温度が下がり効果があった。。・
ところが、この話をしていた時間に、現場では、「10トン入れたら気圧が下がり過ぎて、空気が入って水素爆発のリスクが高まる、と6トンに戻し、窒素注入を続けている」との発表がありました???
大丈夫かな?
水を使った大きな冷却処理プラントを作って、まわし続けている間に、余震があったり、なんらかの不具合がおきたり、人為的な攻撃をうければ、大量の放射性物質を含んだ水が水蒸気がまた漏れるのではないか?
今も、汚染水との戦いですが、それが中期的に続くことになる。
液体金属で、一度固めてしまえば、熱をとる機能は水よりずっと強いし、その後の処理も簡単。通常の処理済燃料をいれた分厚い容器と同じ。
私は現時点では、政府東電の水方式を覆すほどの、リスクの定量化のデータを保有していません。
しかし、研究者や業界の方なら、いろいろな視点をお持ちではないでしょうか。
コメントお待ちしてます。





液体金属って具体的に何を想定しての提案でしょうか。